JEAN PROUVÉ MÉTROPOLE DEMOUNTABLE HOUSE, 1949 – VOL.7 by Jean Prouvé
20世紀を代表するフランス人建築家、デザイナー、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)の作品集。2015年から刊行された『JEAN PROUVÉ ARCHITECTURE – BOX SET NO. 2 (VOLUME 6-10)』のボックスセットのうちの第7巻。作者は、新たな建築素材の探求や移動式の椅子やプレハブ建築など、新技術を開発した先駆者として建築・デザインに多大な影響を与えた。
1948年に完成した「メトロポール・ハウス(The Métropole House)」は、戦後のフランスの住宅難に対応するために設計された。危機に対応しようとする政府の動きに応じ、アルミニウム会社の支援も得て、軽量でダイナミック、工業化がもたらす恩恵である繰り返しの生産が可能な住宅を構想した。鉄骨とアルミの外壁で構成された完全なプレハブ建築で、軸組の門型フレーム組織を採用することで適応性を最大限に高めた。さらに、8x8mと8x12m二つのサイズを設計することで、どのような敷地にも適応できる構想であった。インテリアには木を多用し、温度調節設備も当時の標準仕様以上のものを使用するなど、住む者の快適性を徹底的に追求した。
EXHIBITION:
ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで
会期:2022年7月16日(土) - 2022年10月16日(日) 月曜休館(7月18日、9月19日、10月10日を除く)、7月19日(火)、9月20日(火)、10月11日(火)
時間:10:00-18:00
開催場所:東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
詳細
※本展は終了いたしました
Responding to the government’s drive to meet the crisis by encouraging the industrialized production of economical housing based on new concepts, Jean Prouvé designed, with the support of Aluminium Français, a “lightweight and dynamic house, the product of repetitive production, which is characteristic of industry”. Entirely prefabricated, with a steel structure and aluminum envelope, and making full use of the adaptability offered by the axial portal frame system, the Metropole house nonetheless did not receive a single order.