JEAN PROUVÉ 4X4 MILITARY SHELTER, 1939 – VOL.9 by Jean Prouvé
20世紀を代表するフランス人建築家、デザイナー、ジャン・プルーヴェ（Jean Prouvé）の作品集。2015年から刊行された『JEAN PROUVÉ ARCHITECTURE – BOX SET NO. 2 (VOLUME 6-10)』のボックスセットのうちの第9巻。作者は、新たな建築素材の探求や移動式の椅子やプレハブ建築など、新技術を開発した先駆者として建築・デザインに多大な影響を与えた。
1939年、第二次世界大戦への準備が進む中、当時フランスの第5軍司令官であったモーリス=アンリ・デュモンティエ（Maurice-Henri Dumontier） 将軍は4人から12人の兵士を収容できる、300棟の小型住宅を短期間で完成させるよう作者に依頼した。「アトリエ・ジャン・プルーヴェ（Ateliers Jean Prouvé）」は、前年の夏にホリデーキャンプ用のプロジェクトで開発した外枠構造のシステムをこの計画に応用し、わずか数ヶ月の間に4x4mの連結可能な小型棟を数百個制作した。折りたたみ式の鋼板でできた外枠を簡易な木製パネルを詰めて囲む構造で、大人が2人いれば素早く組み立てたり取り外したりする事ができた。
EXHIBITION:
ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで
会期：2022年7月16日（土） - 2022年10月16日（日） 月曜休館（7月18日、9月19日、10月10日を除く）、7月19日（火）、9月20日（火）、10月11日（火）
時間：10:00-18:00
開催場所：東京都現代美術館 企画展示室 1F／地下2F
詳細
※本展は終了いたしました
In 1939, General Dumontier, commander of the 5th Army, commissioned Jean Prouvé to produce 300 little pavilions destined to shelter between 4 and 12 men. Adapting the external structure system developed for a leisure project, the Ateliers Jean Prouvé produced several hundred of these 4m x 4m units, which could be juxtaposed, whose external frame in folded steel sheets, enclosed using simple timber panels, could be quickly assembled and demounted by two men.
