SEPTEMBER: A HISTORY PAINTING by Gerhard Richter [ENGLISH EDITION]
ドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品集。「SEPTEMBER」は2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件 – 9.11 に応じ、2005年に作者が制作した作品である。本書はアメリカ人学者兼キュレーターのロバート・ストー(Robert Storr)が現代世界史の中で最も重要な出来事を、たった一つの小さな抽象的な描写でアーティストが描く意味を問う。作者のクリエーションに対しての学識ある分析に加え、ストーの論文は第二次世界大戦中の爆撃を描いたものから西ドイツのテロリスト、ドイツ赤軍を描いた物議を醸した作品「October 18,1977」(1988)と、作者のテロ、殺人、暴力と戦争をテーマとした全作品に洞察に満ちた研究を用いて表面化する。2009年に「SEPTEMBER」はニューヨーク近代美術館(MoMA)へ作品を寄贈。貢献することの価値を作るには、一線で活躍するアーティストによる偉大な作品を理解する必要がある。本書はどのように極めて重要なペインティングとその解釈が現在の世界の深刻な問題の複雑さを捉えることができるのかを論証する。
本書は、2011年に「TATE PUBLISHING」より刊行された英語版。「HENI PUBLICHING」刊行のイタリア語版はこちら。
※中身の画像はイタリア語版のものを使用しております
EXHIBITION:
ゲルハルト・リヒター展
会期:2022年6月7日(火) - 10月2日(日)
休館日:月曜日 ※7月18日、9月19日は開館、7月19日(火)、9月20日(火)
時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)
開催場所:東京国立近代美術館
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※本展は終了いたしました
会期:2022年10月15日(土) - 2023年1月29日(日)
休館日:月曜日 ※2023年1月9日は開館、2022年12月28日 - 2023年1月4日は休館
時間:10:00-17:30
開催場所:豊田市美術館
詳細
※本展は終了いたしました
In these publications, eminent American scholar and curator Robert Storr offers an authoritative consideration of September, Richter’s 2005 painting made in response to the attacks on the World Trade Center of 11 September 2001, asking “what is the meaning of a single, small, almost abstract depiction of one of the most consequential occurrences in recent world history?” Opening with a vivid personal account of being in New York that day and paying particular attention to the role of the media, Storr deftly explores the geo-political context of the attacks, capturing the effects of the atrocity on a deeply human level while navigating the complex web of political, social, religious and cultural factors that it embodied and the discourse it has provoked.