MONOGRAM 11: HOTEL AMOUR by Lara Verheijden
ベルギー発の月刊誌『MONOGRAM』の第11号。写真出版の新しいアイデアのプラットフォームとして、2022年に出版社「ART PAPER EDITIONS」を主宰するベルギー人デザイナー、ユルゲン・マエルフェイ（Jurgen Maelfeyt）と「MONOGRAM BOOKS」のアシュリー・ヘルヴィー（Ashley Helvey）によって立ち上げられた。
パリの有名なキャバレー劇場「ムーラン・ルージュ（Moulin Rouge）」やアダルトショップ、成人向け映画館が並ぶピガール地区に建ち、バーや売春宿が栄えた時代や日本のラブホテルをインスピレーションにしたと言われる「Hôtel Amour」。本号『HOTEL AMOUR』では、アムステルダムを拠点に活動するフォトグラファーでアーティスト、ララ・フェルハイデン（Lara Verheijden）が、「Hôtel Amour」にとって初のレジデンスアーテイストとして撮影した作品を収録する。
2023年、パリを拠点として活動するアーティスト、トマ・レリュ（Thomas Lélu）に招聘され、作者は「Hôtel Amour」のレジデンス・プログラムに参加した。1990年にアムステルダムで生まれた作者は、大胆さとためらいのなさを作品で表現している。作者が写し出すヌード写真は象徴的であり、写真において親密さと陰影が描く美学への道筋を切り拓いてきた。ほかにも、日常を私的な芸術作品へと変容させるヌードカレンダーのシリーズでも知られている。
In 2023, Lara Verheijden became the first artist invited for a residency at Hotel Amour by Thomas Lélu. Born in 1990 in Amsterdam, the photographer champions boldness and a lack of inhibition in her work. Her iconic nude photographs have paved the way for an intimate and shadowy aesthetic in photography. She is also known for her series of nude calendars that transform the ordinary into personal works of art.
