5 X 7 by William Eggleston
アメリカ人フォトグラファー、ウィリアム・エグルストン(William Eggleston)の作品集。
「本書では、1970年代初頭に5x7インチの大判カメラで撮影した作品が主になっている。ストリートの風景、道端に停まっている自動車、社会から見捨てられたようなどこか奇妙な人々のポートレイトと、エグルストンらしいイメージが続く。また、エグルストンが通っていたナイトクラブで撮った未発表の作品も収録されている。その場の流れで撮られた無造作なポートレイトは、どれをとっても殺伐としている。色を排除したことによって、この情け容赦のない視線が一層強調されている。エグルストンはバイカーあろうと社交界の令嬢であろうとお構いなしに全ての被写体を等しく扱う。ここに写っている人々が同じ世界の住人であることは疑いようもない。」―キュレーター、ウォルター・ホップス(Walter Hopps)
“William Eggleston’s latest monograph features photographs taken during the early 1970s using a large-format 5 x 7 camera. The book includes imagery typical of the Eggleston oeuvre―streetscapes, parked automobiles, portraits of the strange and disenfranchised. It also offers never-before-published photographs taken in the nightclubs Eggleston frequented. The portraits are offhand and spontaneous but insistently stark; their brutality is heightened by the absence of color. They have a leveling effect―whether biker or debutante, the people are clearly denizens of the same realm.” ―Walter Hopps