CALL TO A CROW – APPELLE UN CORBEAU by David Horvitz

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのアメリカン・ジャパニーズアーティスト、デヴィッド・ホーヴィッツ（David Horvitz）の作品集。2023年9月から10月にかけてスイスのヴァレー州シオンで開催された、現代美術におけるサウンドの重要性に焦点を当てた芸術祭「第1回ビエンナーレ・ソン（Biennale Son）」で展覧された作品に伴い刊行された。

本書は短い詩が綴られており、蛇腹状に製本されポケットサイズ・ブックとして仕上げられている。作者の詩は、雄大なアルプスの風景からインスピレーションを得て描かれ、読む者が美しい自然と深くつながることができるよう、優しく誘っていく。

「もうこの世にはいない誰かの声を思い浮かべる」「カラスが応えるまで呼びかけてみる」このような一節一節が、自然や詩的なものとの架け橋になるような、黙想的な経験をもたらしてくれる。

詩集は英語とフランス語で収録されており、ビエンナーレが開催されたヴァレー州のアーティストであるロマン・イアノーネ（Romain lannone）がデザインを担当、同ビエンナーレと「Kapa Books」の協力のもと刊行された。

A collection of short poems in a pocket-sized leporello book.

David Horvitz's poems gently invite readers to connect deeply with nature, drawing inspiration from the majestic Alpine landscape.

Phrases such as ‘Imagine the voice of someone who is no longer alive’ or ‘Call to a crow until a crow calls back to you’ invite readers to engage in a contemplative experience that bridges the natural and the poetic.

The collection of poems in English and French was originally written for the Biennale Son in Sion, Switzerland. The book is designed by Valaisan artist Romain lannone and published in collaboration with Biennale Son and Kapa Books.