POETICS OF THE GESTURE: SCHIELE TWOMBLY BASQUIAT by Egon Schiele, Cy Twombly, Jean-Michel Basquiat
オーストリア人画家、エゴン・シーレ(Egon Schiele)、21世紀を代表するヴァージニア州生まれのアメリカ人アーティスト、サイ・トゥオンブリー(Cy Twombly)、1980年代の最も重要なアメリカ人アーティストの一人として知られるジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の作品集。2014年5月から6月までニューヨークのギャラリー「Nahmad Contemporary」にて開催された展覧会に伴い刊行された。ファッション、アート、カルチャーなどで活躍してきたエディターであり作家のグレン・オブライエン(Glenn O’Brien)、美術史家のトビアス・ナター(Tobias Natter)、キュレーターであり、バスキアの研究者であるディーター・ブッフハート(Dieter Buchhart)博士によるエッセイを収録。
本展は、20世紀のそれぞれの世代において最も影響力を持った三名のアーティストが持つ類似性を研究した初の展覧会となる。美術史の転機となった作品群を紹介するものであり、各アーティストとその作品が、それぞれに互いを照らし合っている。シーレの本能的かつグラフィカルなポートレイトから、トゥオンブリーの作品に見られるカオスと創造力の調和、バスキアの絵姿の動的で色鮮やかなエネルギーまで、多種多様な視覚言語やテクスチャーを並べることでマーク・メイキングの性質を再考している。超越性を共に探求したこの作品の集合体によって、ドローイングと絵画の人間的条件と論理が姿を現している。
Published on the occasion of the exhibition Poetics of the Gesture: Schiele, Twombly, Basquiat May 2 - June 14, 2014, featuring essays by Glenn O’Brien, Tobias Natter and by curator and Basquiat scholar, Dr. Dieter Buchhart.