STICKS, STIGMA, STONES AND STAMEN by Tony Cragg
イギリス人彫刻家、トニー・クラッグ(Tony Cragg)の作品集。作者は、現代美術家の中で最も革新的かつ多才な彫刻家の1人である。彫刻作品と比較すると広く知られていないが、1970年代に芸術家としてのキャリアを始めて以来、「彫刻を考える」ためのドローイングを数多く制作し続けてきた。この作品群は数十年をかけて成長を遂げ、その珍しいモチーフには目を見張るものがある。それは最高級のインスピレーションの源泉として存在し、作者が制作する上での思考の過程を深く知ることができるものである。
「私が気づいたことはおそらく、ドローイングは非常に親密なものであるということだ。展覧会で作品を見せることは嬉しいが、他人のために描かなければならないということは非常に嫌なことだ。(...)正直なところ、私は自分のために描いているんだ。」
Tony Cragg is one of the most innovative and versatile sculptors in the international contemporary art world. Less well known is that since the outset of his artistic career in the 1970s, he has created an extensive body of drawings in which he "thinks sculpture". This group of works has grown over decades and its unusual motifs are often a surprise. It acts as a source of inspiration of the highest order and it provides a profound insight into his thought process regarding his own work.