THE SEPARATRIX PROJECT by Alexander Kluge, Katharina Grosse
ドイツ人アーティスト、カタリーナ・グロッセ(Katharina Grosse)とドイツ人作家、哲学者、映画監督であるアレクサンダー・クルーゲ(Alexander Kluge)の作品集。
本書は、キャンバスに留まらず、室内空間や屋外の建築物などの対象にスプレーガンを用いた「絵画」を施す作品が代表的なグロッセと、「ニュー・ジャーマン・シネマ」を代表する一人であり数々の映画や著書を世に送り出してきたクルーゲによるコラボレーション作であり、グロッセによる水彩画やドローイングとクルーゲによる映画のスチール写真と映像作品、文章が作中で触れ合う。
「私たちは全ての章(STATION)、全てのページを共に作ってきました。私たちがしてきたこと、考えてきたことを全て説明しようとすることは不適切でしょう。結局のところ、決定とは主観的なもので、とりわけコラボレーションにおいてはそう言えます。多くの場合が実験的なケースであり、私たちが作業を続ければ続けるほど説明というものはより明確になっていくのです。」
In this book, Katharina Grosse's watercolours and drawings come into contact with film stills, cinematographic work, and texts by Alexander Kluge.
We have worked together Station for Station, page for page. Attempting to explain all we have done and thought would be inappropriate. Ultimately, decisions are subjective, especially in collaborative work. Oftentimes, it was a case of experimentation, and explanations will become apparent the more we continue to work.