NINE IMAGES OF THE GLASS HOUSE AND ONE PORTRAIT by Armando Andrade Tudela
サンテティエンヌとベルリンを拠点に活動するペルー人アーティスト、アルマンド・アンドラーデ・トゥデラ(Armando Andrade Tudela)の作品集。本書は、リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bardi)によって1951年ブラジルに建てられた住宅「ガラスの家(Glass House)」に捧げたフォトエッセイを収録した1冊。2007年にアムステルダムの「ギャラリー・アネット・ゲリンク(Gallery Annet Gelink)」で開催された個展に伴い刊行された。
作者は光、建築物の構造、そして身近な環境の関係性を縁取るようにして制作を行う。「ガラスの家」はモダニズムとブラジル特有の建築の特徴を融合した代表例であり、リナ・ボ・バルディが初めてブラジルで制作した作品である。
作者は、幅広いメディアを用いて制作することで、大衆文化、政治、ファインアートが交差する界面を探る。頻繁に南米の文化的かつ歴史的な文脈を起点として用いながら、変換や移動の複雑なシステムに着目している。地域という規模で、審美的な発想はいかに政治的や社会的に取り込まれ、再発展させられるだろうか?さらに幅広い語りとして、発想そのものはどのようにして地理と物理的な地勢に組み込まれるだろうか?
Photographic essay dedicated to Lina Bo Bardi's Glass House. Armando Andrade Tudela outlines the relationship between the light, the building's structure and its close environment. Glass House is a perfect example of the union of Modernism and Brazilian vernacular architecture, and Bo Bardi's first production in Brazil.
Published on the occasion of the artist's exhibition at Gallery Annet Gelink, Amsterdam, from May 26 to June 30, 2007.