FACES by Olaf Breuning

ニューヨークを拠点とするスイス人アーティスト、オラフ・ブルーニング(Olaf Breuning)の作品集。2013年からインスタグラムに投稿してきたインタラクティブな作品のアーカイブから抜粋した作品を収録。この作品のきっかけは「人気のライフスタイルとして消費されてしまうことなくソーシャルメディアに参加し、プラットフォームを自己プロモーションの場にしたい」というよくある思いつきだった。さらに作者はインスタグラムの強みを活用した決まり手を使うことにした。それは、ありふれたものから強いイメージを生み出す、詳しく言えば食べ物や植物、日用品に顔をつけて擬人化するというものである。これはおそらく自身の作品の中でも、芸術とテクノロジーが交差する場所に最も深く踏み込んだものでもある。この作品のために作者は自分が得意とする遊び心溢れる美的センスとコンテンツを、世界中で使われているこのプラットフォームに合わせて変化させた。またインタフェースを制作しただけでなく、NGO団体「Public Art Fund」の2015年春の募金活動やオーストラリアのビクトリア国立美術館の2017年度トリエンナーレの展覧会、「Cass Sculpture Foundation」で2018年に展示された関連インスタレーション、カナリア諸島の「Galería Leyendecker」で開催予定の展覧会のために『Faces』の作品を提供している。本書では表紙と裏表紙に1冊毎に異なる写真を使用することにより、ほぼ無限の組み合わせを実現した。また、インスタグラムを踏襲した7x7インチの正方形のフォーマットを碁盤目状に並べ、作者のソーシャルメディアアカウント上のコンテンツを再現(あるいはリミックス)することもできる。スマートフォンのインタフェースでは順序よく整列した作品を流し見るものだが、それはと対象的に、本書は約500ページと重く、紙の手触りもあるため、ページをランダムにめくって吟味するのに適している。ソーシャルメディアに投稿した900件近いイメージから、自身の観察や解釈の中でも特に不気味なものや奇妙なもの、面白いイメージを厳選した。

Olaf Breuning’s Faces plays against the ubiquitous language of today’s social media photography, creating an extensive cast of characters that emerge out of mundane domestic scenes: making breakfast, dinner leftovers, frost collecting on a window pane, taking out the garbage, a puddle of rain. Each page, an anthropomorphic face that both regards and projects the viewer, is an expression of everyday chaos and kismet – as long as we’re willing to take a look. Combining a substantial 496 pages of photographs with a compact 7x7 inch square format, Faces will be released in the fall of 2019 by Los Angeles based publisher Silent Sound in a limited first edition run of 1000 copies, each book featuring it’s own unique cover. The playful design invites an organic and unpredictable re-arrangement of the work in essentially endless combinations by the viewer.

by Olaf Breuning

REGULAR PRICE ¥5,800

softcover
496 pages
178 x 178 mm
color
limited edition of 1,000 copies
2019

published by SILENT SOUND