WILHELM SASNAL: UNTITLED (READER) by Wilhelm Sasnal

ポーランド人画家であり映像作家のヴィルヘルム・サスナル(Wilhelm Sasnal)による作品集。2021年6月から2022年1月にかけてワルシャワの「POLIN ポーランド・ユダヤ人歴史博物館(POLIN Museum of the History of Polish Jews)」で開催された展覧会に伴い刊行された。この展覧会は、同博物館のプログラムの一環として、アーティストがポーランドのユダヤ人の歴史や文化、遺産を探求するために開催された。本書は、ポーランドとその他の国における記憶の政治を扱った歴史的なテキストと新作テキストからなるアンソロジーであり、「倒錯した教えと人間の憎悪と偏見」における現代の人種差別とゼノフォビア(外国人嫌悪)の根本的な原因を研究している。本書に収録されているテキストには、1999年から2021年にかけて制作された作者の絵画作品の複製が添えられている。

本展は、元「クンストハレ・バーゼル(Kunsthalle Basel)」のディレクター兼チーフキュレーターであり、「ドクメンタ14」のアーティスティック・ディレクターを務めたポーランド人キュレーター、アダム・シムジック(Adam Szymczyk)によって企画された。

Wilhelm Sasnal: Untitled (Reader) is an anthology of historical and newly commissioned texts that address the memory politics in Poland and elsewhere, as well as inquiry into root causes of contemporary racism and xenophobia in ‘perverted teaching and human hate and prejudice’.

The texts in the book are interspersed with reproductions of paintings Wilhelm Sasnal produced between 1999 and 2021.

by Wilhelm Sasnal

REGULAR PRICE ¥6,050  (tax incl.)

softcover
224 pages
165 x 235 mm
color
2022

published by WALTHER KÖNIG