INDEPENDENCE OF MIND by Agnes Martin

アメリカを拠点に活動したカナダ人アーティスト、アグネス・マーティン(Agnes Martin)の作品集。本書は、謎めき、大きな影響力を持ち、非常に高い独立性を携える作者を再認識し、改めて新鮮な視点で描いた1冊であり、その生涯と作品は、様々な分野や領域の観客にインスピレーションを与えてきた。

私たちは、アグネス・マーティンが仕掛けた手の込んだ、しかし有益な落とし穴にはまってしまったのだと思います。『幸せが好き』『純潔さに感動した』『角を曲がったら友情があった』など、絵のことを話すときに使えるように、絵にこのようなタイトルをつけているのです。彼女は、私たちに恥ずかしくない方法で言葉を与え、実際にその言葉を発したときに、私たちに何かが起こるようにしてくれているのです。
― テジュ・コール(Teju Cole)

寄稿者:
テジュ・コール(Teju Cole)、ベサニー・ハインドマーシュ(Bethany Hindmarsh)、ビル・ジェイコブソン(Bill Jacobson)、ジェニー・C・ジョーンズ(Jennie C. Jones)、ジェームズ・スターリング・ピット(James Sterling Pitt)、アリソン・ロシター(Alison Rossiter)、ジェン・シャプランド(Jenn Shapland)、ダーシー・スタインケ(Darcey Steinke)、マーサ・タトル(Martha Tuttle)、スーザン・ヨーク(Susan York)

I think we’ve fallen into an elaborate but beneficent trap that Agnes Martin has set for us. She gives the paintings these titles so that when you speak of them, you can say something like, “I love Happiness” or “I’m very moved by Innocence” or “I came around a corner and saw Friendship.” She’s giving us language in an unembarrassed way, so that things can happen to us when we actually say those words.”
— TEJU COLE

by Agnes Martin

REGULAR PRICE ¥10,120  (tax incl.)

hardcover
192 pages
226 x 300 mm
color, black and white
2022

published by RADIUS BOOKS