スイス人建築家、ラファエル・ズーバー（Raphael Zuber）による初作品集。本書では2009年から2016年の間にデザインされた4つの建築プロジェクト（FOUR PROJECTS）が紹介されている。精巧なコンピューターアニメーションによって描かれた一連の空間は、ページ上で映像的で立体的な体験を生み出している。一色で表現されたアニメーション画像の他に、単線によるドローイング図面と思考を述べたテキスト文によって、プロジェクトの意図をより深く理解することができる。日常にある美しいオブジェクトたちは、最もダイレクトな記録方法であるスキャンによって原寸大で描写され、バーチャルな空間の中にリアルな感覚を添えている。

The book is the first monograph on Raphael Zuber's work. It presents four buildings designed between 2009 and 2016, exploring their spaces through the medium of precise computer animation, frame by frame, creating a printed cinematic experience. The comprehensive series of duotone stills is accompanied by stylized plans and project descriptions. An array of seemingly random yet beautiful 1:1 scans of banal objects anchors the virtual in our daily life.