2G No. 91 ADAMO-FAIDEN
スペイン発の建築雑誌「2G Magazine」第91号。本号では、アルゼンチン・ブエノスアイレスを拠点に活動する建築スタジオ「アダモ・ファイデン(adamo-faiden)」を特集。同スタジオは、建築家のセバスチャン・アダモ(Sebastian Adamo)と建築学博士のマルセロ・ファイデン(Marcelo Faiden)の二人が同事務所を2005年に設立、その活動は実践的なもののみならず、教育や研究の分野にまで及び、国際的にも高い評価を得、過去数々の国際建築展覧会でも展示されてきている。
アルゼンチンの通貨危機後、祖国の新たな社会的状況の中で、二人はアルゼンチンへと戻り、建築家としての自らの役割を再構築した。二人での最初のプロジェクトは住宅とオフィスビルであったが、この類型とも言える確固たる実証、経験にさまざまなプロジェクトが加わっていき、「サザンコーン(南の円錐)」地域のリファレンス・スタジオの一つとして確固たる存在となった。本書では、戸建て住宅から商業建築物まで、本スタジオの最近の作品を紹介する。
Founded in 2005, adamo-faiden reformulated their role as architects in the new Argentinian social context upon their return to Argentina after the crisis. Among their first projects were residential and office buildings, others were added to this tried-and-true typology that have consolidated adamo-faiden as one of the reference studios in the Southern Cone. This issue includes their recent work, from single family houses to commercial buildings.