PEARL: THE NOVEL by Tim Waggoner
アメリカ人作家であり、ホラー、ファンタジー、スリラー作品を主に著すティム・ワゴナー(Tim Waggoner)の作品集。映画『バイオハザード(原題:Resident Evil)』(2002年公開)、『キングスマン:ゴールデン・サークル(原題:Kingsman: The Golden Circle)』(2017年公開、日本での公開は2018年)のノベライズで知られる作者が、『X エックス(原題:X)』(2022年公開)に続き、今作では2022年公開(日本での公開は2023年)映画『Pearl パール(原題:Pearl)』を手がける。
X-traordinary(エクス-トラオーディナリー / 異常)なる始まりの物語...!
時は前作『X エックス』の舞台である1979年よりさらに遡り、1918年テキサス。若きパール(Pearl)は、発狂寸前であった。敬虔な母親による厳しく傲慢な監視のもと、パールは病床に伏した父親の世話をしなければならなかった。映画の中の華やかな生活に憧れるパールの野心、欲望、抑圧がぶつかり合う...。
アメリカの「ホラー作家協会(Horror Writers Association / HWA)」が毎年主催する「ブラム・ストーカー賞(Bram Stoker Award)」受賞作家である作者が著したこのスリリングなノベライズ作品は、ポケットサイズの並製本で作られ、タイ・ウェスト(Ti West)監督が描くこの血塗られた前日譚を新たなメディアへと落とし込む。タイ・ウェストと主演のミア・ゴス(Mia Goth)によるオリジナルの脚本から新たに書き起こされた血なまぐさいディテールとともに、パールがスターダムの道を切り開こうとする様をタイムスリップして読むことができる。
なお、本シリーズは三部作構成となっており、他に『X エックス』、『MaXXXine マキシーン(原題:MaXXXine)』(2024年公開、日本での公開は2025年)が制作されている。
カバーは前作同様、グラフィック・デザイナーのマット・ライアン・トービン(Matt Ryan Tobin)が手がける。
The X-traordinary origin story!
It’s 1918, and Pearl, a young woman on the brink of madness, must tend to her ailing father under the bitter and overbearing watch of her devout mother. Lusting for the glamorous life she’s seen in the movies, Pearl’s ambitions, temptations, and repressions collide…
Written by four-time Bram Stoker Award-winning writer, Tim Waggoner, this thrilling novelisation is printed in throwback pocket-sized paperback format, bringing Ti West's bloody prequel to a new medium. Go back in time again as Pearl slashes her way to stardom with gory new details drawn from West and Goth's original screenplay.